柄や素材・組み合わせなどによって個性や季節感を楽しめる着物の部位は、大きく分けて「衿」「身ごろ」「袖」があります。
衿(えり)は、首の周りから胸元に縫いつけてある細長い布部分のことです。
衿は、襦袢に縫いつけてある半衿の上に重ね「衿合わせ」をします。
「身ごろ」には胴部を包む部分のことで、前身頃(まえみごろ)と後身頃(うしろみごろ)があります。
「袖」は、袖の長さを「袖丈」、手を通す部分を「袖口」といいます。
上から下までの長さを「身丈」、背中心から袖の手首の端までの長さが「裄丈」です。
着物・帯以外の小物は足袋・草履・バッグのほかに、帯の上に載る幅の広い布である帯揚げや帯の上で結び帯をしっかりと支える帯締めがあります。
着物の下には着物用の下着である肌襦袢や長襦袢を着用します。
衿がシワにならないよう長襦袢と半襟の間に入れる衿芯や帯まくら・腰ひも・帯板・伊達締めなどを使います。
着物の種類には未婚女性が成人式・結婚披露宴などに着る「振袖」や、既婚女性が披露宴やパーティー・お茶会などに着る「留袖」、知人の結婚式・入学式・卒業式に着用する「色無地」や、未婚・既婚を問わず入学式・卒業式・初詣・お茶会などで着用される「訪問着」などがあります。
TPOに合わせてさまざまな場面でおしゃれを楽しみましょう。
着物には多数の種類が存在します。
それぞれシーンに合わせて着こなすことが美しい女性といわれており、どんなものがいいのかを確認してから選ぶことが重要です。
一般的に有名なのは振袖で、未婚の女性が成人式の記念で身に着けることが多いといわれています。
しかし、成人前に身に着けている女性も多く、未婚女性に似合う物です。
なお、2000年を超えてからは30代前半までは振袖を身に着けていてもいいといわれています。
次に有名なのは打掛と呼ばれる花嫁さんが着る衣装で、白無垢や色打掛など複数の種類があるのも特徴の一つです。
結婚式で親などの親族が着る着物は黒留袖と呼ばれる柄付きの物、対して葬儀や法事で身に着ける黒紋付は喪服となります。
言葉の違いで意味が大きく異なるため、慎重に判断してください。
色留袖は生地が黒以外の留袖のことで、比較的改まった場での礼装とされています。
特に紋付の物は結婚式などに出席することも可能です。
訪問着はお茶会や卒業式へ参列する時に着ることができます。
付け下げは左肩にワンポイントが入っている物で、どちらも子供の七五三や卒業式に着る人が多いです。
小紋や紬はカジュアルなシーンに着る着物で、近所へ買い物に行くときなどに着ることもできます。
京都では舞妓さんの格好をした女性たちが大勢います。本物の舞妓さんだけではなく、着物レンタル店で着物を借りた一般女性もたくさんいるのです。
あなたが非日常を体験したいという場合には、着物の映える町京都で非日常を体験しませんか?
ステキな服を着ることで、身が引き締まるということも珍しくありません。
本物の舞妓さんのように、ステキな格好になって町を散策するのがおすすめです。
華やかな姿で町を歩けば、かなり注目度が上がります。
魅力的な服を着て、あなたも京都の町中を散策してください。
ストレスの解消や気分転換にも最高ですし、何よりもどきどきやワクワクが大きいのです。
あなたに似合う着物を身にまとい、華やかに京都をお散歩しませんか?
お友達と一緒ならば、より楽しみが増えます。
観光客の多い場所ですし、古くから様々な伝統のあるところです。
そんな京都で、あなたらしく華やかに素晴らしい衣装を着て楽しむのがおすすめできます。
着物は日本が世界に誇る伝統衣装です。
成人式や結婚式など人生の節目にその存在は欠かせません。そんな着物の起源は弥生時代で、1枚の布を体に巻き付けた衣装が起源とされています。
その後平安時代に今の形となり、その文化は、現在まで受け継がれています。
江戸時代には身分によって素材や色に制限が設けられるようになり、裕福層は豪華な刺繍が施されたものを着る一方、庶民は、控えめな色合いしか認められていませんでした。
着物は柄にも意味があります。代表的なものとして、鶴や鳳凰、松竹梅などは縁起がいいものとされています。
女性に人気の高い、花を描いたものでは、花によって意味が異なります。
日本の国花である桜は春を連想させ豊かさや、物事の始まりを象徴する柄です。
花弁が大きく華やかな牡丹は、高貴さや美しさを象徴する柄です。
平安時代に化粧品として使用されていた椿は、高貴さや神聖さを象徴する柄で、昔は貴族の間で人気があったとされています。
長い歴史と様々な意味を持つ着物は、今後も後世に残していきたい日本の伝統と言えます。
京都や小京都とも呼ばれる金沢などの日本の風情溢れる観光地では、着物を着用して観光している方が多いです。
京都では舞妓さんの格好をしている方もいるので、本物の舞妓さんと間違われている外国人の方もいらっしゃるものです。
これらの観光地では、観光客用に着物をレンタルサービスされているお店がいくつもあります。
京都観光や金沢観光は昔ながらの街や建造物の周辺を観光する事から、着物で歩くとインスタ映えも間違いありません。
旅の思い出に利用される女性やカップルも少なくないのです。
レンタルでは、着物や浴衣などを借りることができ、合わせて草履や足袋、髪飾りなどの小物も貸し出してもらうことができます。
さらに和装に合ったプロのヘアメイクも込でして頂けるので、いつもと違う自分に着飾って一生ものの思い出となる旅を楽しむことができるでしょう。
最近では料金も3000円~とリーズナブルで利用できるお店が増えてきていますので、コスパも申し分ありません。
他の着物の違いは袖の長さにあり、一般の着物であると49cmから56cm程度です。
しかし成人式などで着る振袖になると長さは100cmほどで、他に114cmほど、または85cmほどの長さがあり、一番長い袖の着物は格式の高い花嫁衣裳として着用されます。
反対に短ければ動きやすく、卒業式に袴と合わせて着用します。
振袖の振るという動作にはお清めや厄払いの意味があり、着用して振ることで厄を祓い落としたり、神に祈るという意味があるようです。
さらに江戸時代には踊り子たちが袂を振ることは好きな人への愛情表現であるとされていて、若い女性の間で流行ったため袖が長い着物を着ることが未婚の女性であることを表しているということを表すようになりました。
現在の恋愛で使われる「振る」「振られる」は袖を振る行為から来ているという説があります。
そのため袖が短めな訪問着や附下などは既婚の女性が着用されるのが好ましいとされています。
すでに着なくなってしまった着物に関しては、買取店を利用することで現金化が可能です。
費用なくなった着物を売却するときには、目的をしっかりと把握してからお店を選ぶことが大切です。
同じ商品であっても買取店ごとにお客の層が異なるために、販売している商品をチェックすることでどのような人が購入するのかの目安を確認できます。
お店のジャンルに適した物を売却すれば、お客が求めている目的に適した商品と判断されるために高値で売却が可能になります。
例えば、浴衣の買取を数多く行っているお店なのか、老舗の高級な物を取り扱っているお店なのかによって買取の価格は違います。
最も危惧しなければならない点は、高級な品物を売るときに価値を把握できるスタッフがいるお店を選択することと言えます。
高級な商品かどうかを判断できるスタッフがいなければ、どれ程良い品物であっても高値が付くとは限りません。
そのためにしっかりと事前に調査を行ってから、売却することでお客として安心して品物を売ることができます。
浴衣の場合には、同じジャンルの品物を多く取り扱っているかどうかホームページ上で販売してある品物を見てから売ると良いでしょう。
西陣織とは、京都府京都市の北西部で主に生産される織物で、昭和51年に国の伝統的工芸品にも指定されています。
日本だけではなく、豪華絢爛で立体感のある織物の産地として世界でも広く知られている日本を代表する着物ブランドです。
織技法はさまざまで、金糸を織り込んだ華やかなものから、絣や縞など普段使いができるものまで幅広い織物であり、何か特定の材料や技術を使用することによって認定されているものではなく、西陣の地域で作られる高級な絹織物のことを指します。
西陣織の中心となるのは伝統的な着物や帯の生地ですが、ほかにもネクタイや服地、和装小物やショールなどその生地からはさまざまなアイテムが作られており、一つの産地で多種多様な織物を織って新しい分野の取り組みに力を注いでいるのは世界でもかなり珍しいとされています。
着物を作製するまでには複数の工程が存在し、それぞれの工程に職人さんが必要で、一人でもかけてしまうと完成させることは難しいので、この伝統を絶やさないように守り続けることが重要となっています。
着物はいろいろな種類がありますが、特に有名なのは振り袖や留め袖です。
着物の中で普段着として着用することが出来るのが、「留め袖」ですがなかなか着付けをすることが出来ない場合もあります。
一般的には普段着として着物を着ることはあまりないものですし、着付けの仕方も知らない人がほとんどです。
しかし、振り袖などイベントや記念のときには着付けをしてもらうことがあるので一度は袖を通したことはある、という方も多いのではないでしょうか。
もし「一度も着付けをしたこともないし着物を身に着けたこともない」といった人がいたら、もったいないので必ず和服を着てみることをおすすめします。
日本の伝統である和服の着付けには、そのひとつひとつに意味があります。
それを理解せずに「面倒だから」というのは、もったいないの一言に尽きます。
面倒かもしれませんが、和服のことを知っていくと「面白さ」も知ることが出来るのが良いです。
日本の伝統なのですから、それに挑戦してみるのも良いかもしれません。
古くなった着物をリメイクした商品は、和服や和小物好きな人にも人気があります。
着物にはいろいろな種類があるので、その中でも人気が高い生地を使ったアイテムは「使っていて嬉しい商品」になるようです。
なので、和服好きな人には人気がある生地を探して、それを使って小物類を作ってみるのもハンドメイド好きな人にお薦めします。
また、リメイクをするのなら小物以外にもワンピースなど洋装に変えてみると良いかもしれません。
着物の生地はアンティークや匠が作ったものなど、和服好きにはたまらないものがたくさんあるので、それを使ったハンドメイド作品はマニアに高値で購入されることもあるようです。
着物は本当にこだわりがある人は、高額な作品をお金を使って購入することが多いです。
自分が満足できる商品をハンドメイドで作ったり、商品として和装好きな人へ販売してみるのも良いでしょう。
アイデア次第でいろいろな作品を作ることが出来るので、一度お試しで作るのも良いかもしれません。
日本の着物とは、世界に誇ることの出来る絢爛豪華な民族衣装です。
世界は広いと言えども、これほどまでに華やかで豪華な衣装はほかにないといっても過言ではありません。
海外のレセプションやパーティーなどでも、多くのドレス姿の女性の中にあっても振り袖姿の日本女性は、ひときわ華やかできらびやかに目立っているんです。
こうした着物にあこがれを抱く西欧人もうすくなくありません。
着物が非常に華やかに感じるのは、金糸銀糸の刺繍や、箔が施されていたり、とても華やかな文様が施されているためなんです。
良く見られるのは御所車や花車と言った柄です。
これらの柄は祝意を表す柄として古くから呉服に施されてきました。
特に花嫁の婚礼衣装に施されることが多く、時折振袖にもあしらわれていることもあります。
御所車ということだけに、皇室や公家の婚礼行列を思わせるものであり、嫁ぎ先で幸せになってほしいという親心が込められている可能性もあります。
着物の「絞り模様」とは、染めの技法の一種で、布を糸で括ったり器具で挟んだり、縫い絞ったりして塗料に浸して染まらない部分を作ることで模様を表現しています。
工程のほとんどは手作業で行われており、染め上がった布には独特のでこぼこが現れるの特徴です。
「絞り模様」にはさまざまな技法があり、代表的な技法には手絞りと機械絞りに分かれます。
指先だけ絞りの模様を表現していくのを手絞りで、専用の器具を使用してそのすべては手作業であるものを機械絞りと呼ばれています。
また、絞りの着物は、柄が全面にあしらわれている総柄はおしゃれ着に分類されるためにフォーマルには向いておらず、肩から裾にかけて繋がった模様が描かれている訪問着や、袖が長い振袖は着物の形自体が格上なので、総絞りでも第一礼装や準礼装に分類されるので、結婚式などでも着用可能です。
絞りの着物は手間がかかり貴重で高価なものであり、それぞれのシーンに使い分けて着用することをおすすめします。